ハバタク鉄のウーラポン~パモとガアを添えて~【S10最終レート2014&2011 最終順位200位&218位】

 

 

■前書き

はじめまして。ななみと申します。(仮)

この度S10にて最終3桁に乗ったので記念に構築記事を残したいと思います。

拙い文ではありますが最後までお付き合い頂けると幸いです。

最後にレンタルを公開していますので物好きな方は宜しければお使いください。

 

では、どうぞ。

 

■環境考察

シーズン通して襷イダイトウ構築電磁波展開ディンルー展開が多いように感じた。中でもハバタクカミを筆頭に初手電磁波展開が数を急激に増やし始め対策は必須級だと感じた。そのため、初手で電磁波展開の起点にならずディンルーにも対抗できる枠及び前期まで同様カイリューやパオジアン対策を施した後続が必要と推察した。その上で今期途中参戦したオーガポンや数を増やしてきているグラスラ習得したゴリランダーなどの対草枠、イダイトウ構築に勝てる全体的なパーティ編成など主にこれらの対策をしていくことで勝率は上がっていくと判断した。

 

■構築経緯

今回のS10では月半ばDLC解禁に伴ってシーズン途中ながら一部の新ポケモンがランクマ参戦するという形になった。個人的な考えではあるがこの件に関しては否定的である。当時は意欲も下がりランクマをあまりしなくなっていたが、そんな中ふと一つの案が浮上した。「ウーラオスとオーガポンを合わせた『ウーラポン』という響きなんかよくね?」ここから構築作りがスタートを切った。(正直当初は意欲的ではなかったため構築作りにテキトーで、これで勝てたらいいな程度で思っていた。なので、本当に↓の流れで構築を決めていった。)

 

ウーラポンの2体は確定。そして、この名詞の前に形容詞か何か付いたらサマになるなと思いハバタクカミを採用。このままでもいいが少し物足りないのでテツノ系からテツノコウベを拝借。

これにより「ハバタク鉄のウーラポン」が築き上げられる。

残り2枠は補完でもあり前期から使用感の良かったパーモット、アーマーガアを続投。

つまり、「ハバタク鉄のウーラポン~パモとガアを添えて~」がここに誕生した。

 

ポケモンが決まればあとは型を決めるだけである。今期の環境に合わせて各々型を落とし込んでいく。

その場の雰囲気で決めたようなパーティだが、実際ウーラオスとオーガポンは攻めの補完が良く、オーガポンはウーラオスが止まるヘイラッシャやドヒドイデに強く出れ、オーガポンでは突破の難しいカイリューやパオジアンにウーラオスが強い。

この2体だとスピードが足りないのでハバタクカミにスカーフを、ハバタクカミが出しにくい場合のもう一つの高速特殊アタッカー枠としてブーストエナジーテツノコウベのタッグも相性が良い。

それに加え、パーモットはディンルーに強く電磁波展開も恐れない優秀な先発適正を持ち、アーマーガアはパーモットが苦手とするランドロス展開に強くハバタクカミにも優位を立てる。

本人ながら、後から振り返ると理にかなったパーティが出来たなと感心したまである。

 

 

■パーティ編成

 

■ハバタクカミ@こだわりスカーフ

テラスタイプ:フェアリー

性格:ひかえめ

特性:こだいかっせい

努力値:H116-B4-C196-D4-S196

技構成:ムーンフォース/シャドーボール/10まんボルト/パワージェム

調整

C-11n

 無振りテツノツツミムンフォ確定1発

 等倍無振りウーラオステラスムンフォ確定1発

S-最速110族抜き抜き

B-無補正パオの不意打ち確定耐え

 特化パオのテラス不意打ちを半減で確定耐え

 A+2特化水ウーラオスのアクジェ確定耐え

D-無補正イーユイのオバヒ確定耐え

 無補正ツツミのフリドラ+ドロポン確定耐え

 特化カミのシャドボ確定耐え

 

主軸となるウーラポンのSが遅いためそれを補いに補うスカーフ持ちのハバタクカミ。プラスお気持ちの対パオジアン。

テラスでフェアリー半減にされると止まるため運用は注意が必要。とは言え、重めなドラパやパオに対して安定してひんしに追い込める性能は有難い存在であった。

 

テラスタイプはフェアリー。ムーンフォースの火力の底上げと不意打ち耐性。テラスを切る機会が少なかったためアクジェやグラスラ、イーユイのオバヒ耐性を得るドラゴンテラスの方が運用はしやすい気はした。

 

 

■テツノコウベ@ブーストエナジー

(※作者の遊び心により例によってお目目が某アイドルになっています)

テラスタイプ:鋼(地面)

性格:おくびょう

特性:クオークチャージ

努力値:B4-C252-S252

技構成:あくのはどう/エアスラッシュ/だいちのちから/ラスターカノン(みがわり)

調整

Sブーストと最大火力を求めると必然的にCSぶっぱ

C-テラスラスターカノンで無振り岩ポン乱数25%

 エアスラッシュが無振り炎ポンに82.5-98%

 だいちのちからがH振りヒードランに乱数68.8%

B-無補正炎ポンのツタ棍棒+電光石火確定耐え

D-無補正ツツミフリドラ確定耐え

 特化イーユイ火炎放射確定耐え

※()内はもう一つの型を変わるがわる使っていたため

 

カミが拘っているため相手にサフゴやドランがいると出しにくい。だけど、オーガポンやウーラオスがいるため上から制圧できるポケモンが欲しい......そのような時の裏(寧ろ表)選出のテツノコウベ。

環境に蔓延るサフゴ、ドラン、オーガポン、ウーラオスに強くパオやイーユイ、ランドロス、ゴリラなどにも幅が利く神ポケモン

上から怯みを押し付けられる上振れ要素も含めて強い点ではあるが火力の低さはご愛敬。

この枠をツツミに変えて運用していた時もあったがゴリラの被選出率が100%になり窮屈な立ち回りを強いられるため、このポケモンの存在が偉大であったのだといなくなってから改めて気付かされた。

 

ウーラオスと並べると相手のハバタクカミが重くなるが今期のカミは前座で出てくることが大半のためこの一見歪んだ環境がコウベの致命的な弱さを包み隠しているという面白い構造が今期の活躍に繋がっていると感じた。

S7の時にも愛用していたが今期に至っては150位か採用率圏外かを彷徨っていいなどのポケモンではなく純粋に環境に刺さっている強ポケとして違いなかった。

 

テラスタイプは鋼(地面)。後ろに引けない場合のカミ対面時の保険として。また、岩ポンやパオに対しても1ターンの猶予が生まれる可能性がある。ただ、鋼は読まれやすい。(地面であればロトム系に一時的に強くなれ、無振りイーユイをテラスだいちで高乱数一発にできる。尚且つ、身代わりと合わせてキョジオーンを咎められる。)

 

 

■ウーラオス(連撃)@オボンのみ

 

テラスタイプ:ノーマル

性格:いじっぱり

特性:ふかしのこぶし

努力値:H244-A252-B4-D4-S4

技構成:すいりゅうれんだ/アイススピナー/アクアジャット/つるぎのまい

調整

HAベース

H-カタストロフィ意識の偶数調整

A-+2水流+アクジェで無振りツツミほぼ確定

 +2水流+アクジェで無振りイダイトウ確定

B-無補正パオの弱点テラバ最高乱数以外耐え

 実値A171までのディンルーカタスト+フェアリーテラバオボン込み確定耐え

 テラス時特化カイリューの嘴飛行テラバ+神速を確定耐え

 テラス時無補正珠パオの等倍テラバ+不意打ちをオボン込みで確定耐え

D-無補正ツツミのフリドラ確定耐え

 

この構築の絶対的エース。破壊神。ウーラポンのウーラ枠。

一応、ウーラオスとオーガポンの2枚エースではあるが筆者的にこのポケモンへの信用度が高いため終始どう通していくかを考える。

耐久振りのため剣舞を積める機会が多く、体力を消耗してもオボンの回復により相手の先制技圏内に入ることを否定する挙動が強く感じた。尚且つ、自慢のノーマルテラスにより環境に多いゴースト技を無効にしつつ逆転の一手で相手の崩壊を導いていく。

剣舞と水技2つは確定としてカイリューに好き勝手されないように4つ目はアイスピ。オボンの耐久振りと分かると相手視点ドレパン持ちに見えるのか剣舞を積んだウーラオスの前でテラスを切られることはほとんどなかった。

 

テラスタイプはノーマル。上位帯の耐久ウーラオスはフェアリー半減テラスが多く、裏にゴーストの通りがいいと分かるとサフゴやカミはシャドボを打ってくることが多い。そこに突き刺さるノーマルテラス。このポケモンに1ターンの猶予をくれるのは超絶爆アドバンテージであり剣舞とアクジェでの縛り、水流の突破力は他の追随を許さないと感じている。また、弱点の突かれにくいノーマルは耐久が高いウーラオスと相性が良くオボンと合わせて場持ちの良さを増長させ軽く3縦を狙いに行ける。

陽気ガブの地震が最高で49%なのでHPが半分さえあれば物理に対してはほぼなんでも耐えられる。そのため弱点の少ないノーマルテラスと耐久底上げのオボンがこのポケモンのつよつよポイントを加速させている。

 

 

■オーガポン(炎)@かまどのめん

テラスタイプ:炎

性格:いじっぱり

特性:かたやぶり

努力値:H156-A156-B36-D4-S156

技構成:ツタこんぼう/ウッドホーン/みがわり/つるぎのまい

調整

ツイッターで見かけた調整をそのまま引用

A-11n

B-テラス時特化パオのつらら+不意打ち確定耐え

D-無補正カミのシャドーボールを確定2耐え

S-準速ウーラオス抜き

 

S10環境を混沌に陥れた元凶。ウーラポンのポン枠。

純粋な性能の高さと、物理でありながらヘイラッシャやドオーなどの天然勢で止まらない上に受けポケモン全般に強い点が強力。とりあえず戦線投入するがためにネットで見かけた強そうな調整をそのまま引用。ただ、オーガポンミラーが苦手であり耐久に多少振っても足りない場面が多く、扱いが最後まで難しかったポケモンでもある。

半面、耐久系のポケモンに対しての圧は圧倒的であったのは確かであり、通常パのドヒドやラッシャの被選出が抑えられていたのはこのポケモンのお陰であったと確実に言える。環境全体に対してもこれらのポケモンの数が減っているのはストレスが軽減され個人的に有難かった。

 

テラスタイプは炎。テラス時の超火力は癖になるが型破りが消えるため本来相手したいラッシャを突破できなくなることから容易には切れない。初手ミラー時の後ろに引けない場合に渋々切ることが多かった。

 

 

■パーモット@きあいのタスキ

テラスタイプ:電気

性格:ようき

特性:ちくでん

努力値:A252-B4-S252

技構成:インファイト/でんこうそうげき/ほっぺすりすり/アンコール

ASぶっぱ

目安

A-HB特化ディンルーにインファイトが33.2%の乱数2発

 無振りガブリアスインファイト確2

B-無補正パオのつらら確定耐え

 

前期から続投の枠①。

電気無効要因且つ環境に蔓延している電磁波展開に無類の強さを誇るポケモンそれでいて、初手のパオやディンルーにも相手取ることができる。初手に電磁波を撒きに来たカミにはほっすり+でんそうで打ち勝てる。HB振りだと耐えられるが機能停止にはできているので後続で処理できる。その他、サケブシッポ、コノヨザル、デカヌチャンなどの起点要因をまとめてほっすり+後述のアンコールで機能停止に追い込める。

前期では採用していたさいきのいのりが今期のパーティと相性が良くないためこの枠をアンコールに変更。この技のおかげで相手の起点要因をほぼ無償突破出来たり、テラスを切ってまでステロを撒いてきたディンルーを機能停止に出来たりする点が非常に強力だった。ほっすりの存在により安易に相手が交代できない点もアンコールと相性が良く、裏の積みエースとの嚙み合いもあり先発要員としてこの上ない活躍をしてくれた。今期のMVPはキミだ。

 

先発だけではなく相手に電気枠が見えたら後続としての選出も視野に入れる。蓄電を活かしたサイクルとテラスでんこうそうげきの通りを把握した上でパーモットをエースに切り替えることも考慮する。

 

テラスタイプは電気。テラスでんこうそうげきの連発がシンプルに強い。電気の通りが良い受けループなどに対して終盤の崩し役として暴れられる側面も持つ。

 

 

■アーマーガア@とつげきチョッキ

テラスタイプ:地面

性格:いじっぱり

特性:ミラーアーマー

努力値:H252-A252-B4

技構成:ブレイブバード/アイアンヘッド/とんぼがえり/テラバースト

HAぶっぱ

目安

A-無振りランドにアイヘ+ブレバが高乱数1発

 鉢巻カイリュー地震耐え調整のカミをアイヘで確定1発

 無振りウーラオスにブレバが87.5%の乱数1発

 無振りイーユイに地面テラバが確定1発

 HB特化ヒードランにブレバ+地面テラバ高乱数1発

B-無補正パオの弱点テラバ確定耐え

D-特化カミの眼鏡シャドーボール超高乱数以外2耐え

 無補正ツツミのテラスドロポン45.8-54.6%

 テラス時特化イーユイの眼鏡オバヒ確定耐え

 

前期から続投の枠②。

前期では対ハバタクカミ要因として確固たる地位を築いていたが今期は電磁波たたりめ型が数を増やしすぎて痺れの下振れ次第では突破されてしまうこともままある状態に。

そのような事情で今期ではサイクルにおける対ハバタクカミよりも、先発に出てきやすいカミを含むランドやコノヨザル、岩ポンなど中耐久以下のポケモンを幅広く見る先発要員としての運用が主となる。

特に、パーモットがランドに対して不利を取るため、そのような時の初手アーマーガアでランドの型判別を無理なく偵察できる上になんなら押しきれる点が強かった。

ただ、このポケモン自体が環境にそれほど刺さっていないように感じたため伸びしろがあるならこの枠だろうが、このタイプは見せポケとして優秀な上にフェアリー半減によりウーラオスのノマテラをより光らせていたと思う。(チョッキアマガ愛着あるし。)

 

テラスタイプは地面。本来であればヒードランジバコイル、イーユイに対して無力であるがチョッキと弱点消しによりこちらに不利なサイクルを拒否し、見えない地面テラバで正面突破を図る。また、露骨に死に出しされるパオに対しては勇気の電気テラバ読み地面テラバで裏のウーラオスのアクジェ圏内に入れる。

 

■選出

・対スタンパ

or

先発パーモットで初手の面倒なディンルーやカミを荒らしながら後続で対面処理をしていく。

・対ランドロス入り

先発を検討。ランドの他に先発で来そうなコノヨやカミ、最悪ウーラオスにも対面不利は取らないためパーモットの代わりとなる先発要員として相手の様子を見ていく。地面テラバの存在によりランドドランの並びに単体で強い。

・対キョジオーン入り

or

電磁波展開阻止のためにパーモットから入る。先発キョジ対面なら雑にインファイト連打でテラスを切らせるか、相手後続が見れるのでなんやかんやしながら後続に託す。理想はテラスを切らせた状態でキョジとウーラオス対面を作り、テラスを切りながらキョジを起点に全抜き態勢に入る。テラス水は考慮外なので降参安定。(最終日毒かフェアリーしか見ていない)

ヘイラッシャやドヒドが混じっているなら代わりにオーガポンでなんとかする。

・対イダイトウ構築

or

初手の電磁波ステロ展開に好き勝手させないパモから入り順当に1体ずつ倒していく。ラス1対面ウーラオスでテラスを切りながら剣舞→水流→アクジェでwin。

ウーラオスのためにテラスを残しながらなるべく削られないような立ち回りが必要ではあるが多少削られてもテラス後でもアクブレが半分程度しか入らないためオボンでアクジェ圏外まで回復しながら同じく剣舞→水流→アクジェでwin。

等倍ウェブタでも7.8割程度のためオボンの回復が偉すぎる展開になる。

・対受けループ

ドヒド読みの初手オーガポンで身代わり→剣舞から入る。決まればそのまま全抜きコース。

終盤なぜか増えていたヒスイクレベースが出てきたら一旦ウーラオス引きのオーガポン戻しで相手の様子を見ていく。

物理受けを2枚見たところで3体目はこちらのカミを受けるためのラッキーなどのため電気の一貫が見えたらあとはパーモットをどう通すかを考える。

 

■重いポケモン

・電磁波アンコールカイリュー

積みエースが完全に止まるので無理

・S振りアタッカーカイリュー

基本的に対カイリューはウーラオスが上を取る前提で見ているので上から飛行テラバや逆鱗が来ると成す術が無い。

・ジャポのみHBハバタクカミ

パーモットがすりすりするだけで散っていきウーラオスの水流でも落ちないので、その後の展開が非常に危うくなる。

・鉢巻草ポン

ウッドホーンの回復と超火力が重い。見せあいでアマガとコウベのW鳥ポケモンで圧をかけたいところ。

・スカーフイダイトウ

襷イダイトウと踏んでこちらは選出しているのでパーモットの襷が削られながら相手にテンポを取られてしまうと危うい。

・ラウドボーン

オーガポンで事前に剣舞を積んでゴリ押す

・鉢巻イルカマン

全員蹂躙される

カバルドン

あくびループがしんどい

・テツノコウベ

環境にいないので助かった

 

■総括

対面的な構築になり選出の噛み合い次第なところもあったが、環境の傾向を把握することで勝率を上げることに成功できたと思っている。びっくり持ち物やびっくりテラスタルでは終わらせない強さを証明できたのではないかと満足している。

 

■後語り

今期は中盤に新ポケモン達が参戦した影響で萎え期到来していましたが、自分の使いたいポケモン達で過去最高のレート且つ2ROM ともに最終レート2000を記録し、この上ない結果を残せたことは素直に自分を褒めてあげたいくらい嬉しいです。メインの方は早々に撤退をしましたが、サブロムは最終日70戦ほど潜って結果レート100ほどあげたので最終日の荒波にも適応できるつよつよパーティだとさせて下さい。

 

さて、思っているものを書き連ねるといつのまにか長文になってしまいましたが、ここまで駄文に付き合って下さりありがとうございます。

まだまだメンタル的にもプレイング的にもひよっこポケモントレーナーですがこれからもポケモンマスターを目指して邁進していきたいと思います。

気になる点、お声がけ等あればコメント頂ければ嬉しいです。

(本ブログに掲載しているイラストは個人作成のため無断流用はお断りします)


それでは、またランクマの海でお会いしましょう!ありがとうございました!

 

メインROM 200位

TNななみ(最終レート2014.378)

サブROM 218

TNエミゴ(最終レート2011)※home連携していない

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