基本選出パモカミウーラ~おさるさんを連れて~【S12最終レート1933 最終順位710位】

 

 

■前書き

はじめまして。ななみと申します。(仮)

この度S12にて最終3桁に乗ったので記念に構築記事を残したいと思います。

拙い文ではありますが最後までお付き合い頂けると幸いです。

 

↓使用したパーティです。

 

それでは、どうぞ。

 

■環境考察

前期では新規参戦のポイヒグライオンやステロあくびエンペルトなどに加えて対策必須のアカツキガチグマなど対応範囲が広くて環境に追いつけず結果を出せなかったが、今期は多少のバラつきはあれど環境ポケモンの固定化が顕著に表れてきたのでそこを重点的に押さえることにした。

最もスタンダードだと感じたのは、

炎ポン、ガチグマ、カイリュー、ハバタクカミ、ウーラオス、サーフゴーの6体。

次点で、パオジアン、ランドロス、トドロクツキ、ディンルー、キョジオーン辺り

これらのポケモンに標準を合わせて構築を組むことにした。

 

 

■構築経緯

シーズン初期に色々試していたが最終的に襷ハバタクカミの使い勝手が良く、打ち分けのできる高速高火力ハバタクカミの通りが良いことに気付く。それでありながら飽きもせず襷パーモットの使い勝手の良さも捨てがたかった。カミにチョッキやブーエナを持たせる選択肢もあったがカイリューやパオジアンに対して不安定になる点が受け入れられず襷はカミに確定。それでもパーモットを使いたいという意思から半減木の実を持たせ1ターンの行動保証を確保した耐久調整を施したパーモットを考案。パーモットの裏に強力な積みポケモンを置いておくと強いというのは前シーズンからも経験済みなので引き続き耐久面も確保したオボン水ウーラオスを採用。

この3体の基本選出を軸にパーティを組んでいく。

.....が、後述するタギングル以外の2体は正直なところ最後まで答えを出せなかったため要検討枠ではある。(雑にトリルガチグマかカイリューサーフゴーでも入れれば対応範囲が広がるだろうとは思ったが諸々の理由で不採用に至る)

 

■個体紹介

■ハバタクカミ@きあいのタスキ

テラスタイプ:氷

性格:ひかえめ

特性:こだいかっせい

努力値:H4-C252-S252

技構成:ムーンフォース/シャドーボール/テラバースト/でんじは

調整

CSぶっぱ

 

どこまでいってもカイリュー環境のため切るに切れない必要悪なポケモン

今期は襷で採用。パーモットと組み、ブーエナではないハバタクカミということで拘りの誤認を与える副産物もあり高速高火力の打ち分け且つ行動保証持ちの良さが活きた場面は数えきれない。

電磁波があることで裏のウーラオスの補助役にもなれる上に、初手の様子見・襷を盾にした積みポケモンへの切り返し、最後の詰め要員にもなれる万能な戦い方が強かった。

初手キラフロルへの回答を無理やりこのポケモンに託したため、チョッキ持ちに打ち勝てる機会を少しでも増やすように性格は控えめにしてC特化。タギングルのにほんばれでC上昇する点も中速以下との対面性能が上がり扱いやすかった。

 

テラスタイプは氷。テラバーストも採用。狙いはランドロス。パーモットがどうしようもない相手であり環境にいるランドロスはHD型が多く先発適正が高い。それ故、初手に出てくることが多く初手のランドに向かって氷テラバーストを放つ。スカーフの心配はよそにすべて成功し、襷温存した状態で2体目を見れるためその後の展開が非常に有利になり勝ちを拾う試合は多かった。

 

 

■パーモット@ロゼルのみ

テラスタイプ:格闘

性格:いじっぱり

特性:ちくでん

努力値:H108-A116-B172-D-4-S108

技構成:でんこうそうげき/けたぐり/ほっぺすりすり/アンコール

調整

H-16n-1

A-陽気ぶっぱとほぼ同等の値、11n

    無振り水ウーラオスをでんこうそうげきで確定1発

    テラスけたぐりでH振りアカツキガチグマを93.8%の乱数1発

HB-無振りディンルーの地震を確定耐え

      無補正ウーラオスのテラス水流連打が86.7-105.6%

      特化ウーラオスインファイトをステロ込み確定耐え

      無補正A252お面オーガポンのツタこん+電光石火確定耐え

HD-ロゼル込みでC特化カミのムンフォを99%耐え

S-実数値139、S+1で最速ツツミを抜ける138調整を意識

 

襷をカミに渡したため行動保証の確保のために半減木の実と耐久調整を施した自慢のパーモット。

この耐久調整がかなり偉くて環境ポケモンに対して初手の出し負けというのがほぼ存在しなくなった。従来の襷持ちで相手できる範囲に加えてスカーフ水ウーラオスまでケアできる点が非常に偉い。今まで出オチしていた可能性のある対面においてこちらは安定行動を選択すればいいという点が増えただけで非常に選出しやすかった。水テラスを切られると落ちるがパーモットの耐久を舐めてくれるため水テラスを切られたことはない。切られても陽気なら悪くない確率で耐えてくれる。

初手の眼鏡カミや鉢巻パオに対しては出オチしてしまうがまず引いてくれる上に1度しか突っ張られていない。万一落ちても持ち物の判別ができているので裏で切り返しができる範囲である。他にも特化カイリュー地震も約80%で耐えるので初手要員として相手の持ち物が判断できるという要素はパーモットが犠牲になってもその後の展開でのアドバンテージに繋がる。

オーガポン対面においてもツタこん+石化で落ちないため初動ほっすりからのアンコールで裏のウーラオスの起点に繋げる動きは、麻痺バグの逆お祈りを除いて再現性があると感じた。流行っていた耐久オーガポンからはウッドホーンから入られて半分未満のダメージなためやや困るがその後の動きを変えることはない。

また、耐久調整をしているため裏に置く選出も無理なくできるようになりモカミウーラの3体だけで柔軟な選出と広範囲の対応ができるようになった点も偉いポイントであった。

 

格闘技は対ディンルーを意識して最終日にインファイトからけたぐりに変更。襷をなくした唯一の弊害としてディンルー入りに対して出しにくかったがこの技のおかげで最終日ディンルーを突破し試合の勝敗を分けた。

 

テラスタイプは格闘。これもまた最終日に急遽変更。初手のアカツキガチグマがテラスを切らずに突っ張ってくる対面が多すぎたため分からせるための格闘。結局使わなかった上にその後のランクマでの使用感上これは普通に電気の方が活きる場面は多いと感じた。流石に一発屋が過ぎた。

 

 

ウーラオス(連撃)@オボンのみ

テラスタイプ:毒

性格:いじっぱり

特性:ふかしのこぶし

努力値:H244-A252-B4-D4-S4

技構成:すいりゅうれんだ/アイススピナー/アクアジェット/つるぎのまい

調整

HAベース

H-カタストロフィ意識の偶数調整

A-+2水流+アクジェで無振りツツミほぼ確定

B-無補正パオの弱点テラバ最高乱数以外耐え

 実値A171までのディンルーカタスト+フェアリーテラバオボン込み確定耐え

 テラス時無補正珠パオの等倍テラバ+不意打ちをオボン込みで確定耐え

D-無補正ツツミのフリドラ確定耐え

 

この構築の絶対的エース。(2回目)

S10で使用したウーラオスのテラスを変えただけのver.

スカーフや悪ウーラオスなども試したがこのポケモンとパーモットの組み合わせが相性良すぎて呼び戻すことに。

ウーラオス剣舞とオボン、パーモットの麻痺とアンコール。これに尽きる。

 

テラスタイプは毒。弱点の草・フェアリーを半減にすることでパーモットのアンコールから剣舞に繋げられる範囲を拡大。普通に強かった。

 

タギングル@ゴツゴツメット

テラスタイプ:ノーマル

性格:わんぱく

特性:いたずらごころ

努力値:H244-A4-B252-D4-S4

技構成:はたきおとす/けたぐり/アンコール/にほんばれ

調整

HBベース

S-準速イダイトウ抜き

 

 

対イダイトウ最終兵器。

素のタイプでおはかまいり無効、水技を誘って水テラスを切りながらにほんばれをし、ゴツメに触れさせながら次からはアンコールという美しすぎる処理ルートをこのおさるさんに仕込んだ。(ラス一対面想定)

 

レギュEから時が経ち、イダイトウが鳴りを潜めていたため対イダイトウ構築を捨てたパーティでずっと潜っていたが、たまに来るイダイトウ構築の分かっていても勝てないという状況が何度か続いてシャクだったので対イダイトウ専用駒として採用。イダイトウがいれば100%選出する形を取ったが、このおさるさんを採用してから50戦ほど潜って当たったのは3回だけ。しかも、内1回はイダイトウを出されずに負けてしまった。ただ、決まった時の爽快感は尋常じゃない上に何より使っていて楽しいのでなんだかんだ最後までお供してもらった。

技構成もイダイトウを意識しているがある程度環境を意識してけたぐりを採用。裏から出てくる悪タイプに刺さって使用感は悪くなかった。

数は少ないがハッサムやゴリランダー、マリルリ辺りにも強いと気づき、カミが出せない場合に”パモサルウーラ”という奇妙な並びで相手を翻弄していく姿はレギュEイチ楽しかった。

 

テラスタイプは水。先述の通りイダイトウ意識。他にも水ウーラオスに役割を持てるだろうと思っていたが等倍のままだと7割近く削れていくのを見て絶望した。一応、A特化だとしても等倍水流+晴れ下or半減水流が50%ほどの乱数までにはなる。ちなみに、晴れ下+半減受けだと最高で27ダメージという驚異の耐久力を発揮する

 

 

ランドロス(霊獣)@こだわりハチマキ

テラスタイプ:地面

性格:いじっぱり

特性:いかく

努力値:H180-A252-S76

技構成:じしん/がんせきふうじ/アームハンマー/とんぼがえり

調整

A特化

遅いカイリューを大体抜けるまでのSと残りH

 

迷走枠①。

ここまでのメンバーが受け系のポケモンに対して弱いためヘイラッシャほどの高耐久すらもぶち抜ける地面テラス鉢巻ランドロスを採用。

HB特化ヘイラッシャでも5割から6割削れるので交代際へのバカ火力で受けサイクルを崩壊するのが目的。ただ、普通にウェブタが痛い上にまもる残飯の拓を考慮するとそこまで有利ではないのが選出しにくさの一つであると感じた。今期は全くといっていいほど受けループと当たらなかったためスカーフかチョッキで汎用性を持たせた方がまだ活躍できた感はある。ごめんよ、ランドロス

 

テラスタイプは地面。最大火力の上昇目的。しかし、使ってすぐ分かったがこの環境で地面タイプを持つポケモンが単地面になるのは弱い。使用率上位のポケモンに不利を取る相手が多すぎる。

 

ドヒドイデ@くろいヘドロ

テラスタイプ:毒

性格:わんぱく

特性:さいせいりょく

努力値:H252-B252-D4

技構成:アクアブレイク/どくどく/どくびし/じこさいせい

調整

HB特化

 

迷走枠②。

フェアリーの一貫切りと水ウーラオスに対しての安定した引き先が欲しかったため採用。しかし、悲しいことにこのパーティでの選出率はほぼ0。

ゴツメさえ持っていれば出したい相手はいくらでもあったが生憎よく分からないサルが独り占めしているため叶わず。

ごめんよ、ドヒドイデ

あと、使うなら絶対くろいきりがあった方がいい。

 

テラスタイプは毒。トリックされた場合、相手に負荷がかかる用にくろいヘドロを持たせたため。

 

 

■選出

・対スタンパ(ディンカイサフゴパオカミウーラポンガチグマ辺り)

先発パーモットで1:1を取るか起点を作ってウーラオス着地→カミで締める。

もしくは、2番手でカミを出しその後も対面的に処理をする。このパターンが多い。

 

・対ランドロス入り

氷テラバーストで初手のランドを分からせて試合のテンポを握る。

 

・対イダイトウ構築

から2体+

おさるさんを隠した状態で前座2体を倒してイダイトウを引きずり出せればほぼ勝ち。

イダイトウ以外ならほぼ負け濃厚。

 

モロバレルドヒドイデなどのクッションがいる対面的なパーティ

+@

鉢巻ランドでクッション役を崩してウーラオスを通したい。

 

ハッサムやゴリランダーなど先制技でカミを制圧してくるポケモンがいる

物理受けのおさるさんで試合をかき乱す。

 

・対受けループ

+@

毒展開を許さない地面打点を持ったランドロスから出して火力で制圧したい。が、結局当たらなかったためこれでよかったのかは分からない。

 

■重いポケモン

ウォッシュロトム

・水オーガポン

・ヘイラッシャ

・鉢巻水ウーラオス

・毒テラスアカツキガチグマ

・トリルガチグマ

他etc

 

■総括

S11の時と比べて環境のポケモンが固まってきたため、それらの対策をすればいいということは明らかだったが最後まで考察が足りずに勝ちきれなかった。

しかし、パーモットの耐久値でも調整と半減木の実を持たせてやればやっていけるというのは個人的に収穫が大きく、ハバタクカミの影響で活躍がしずらいポケモンたちを動かす一つの可能性を感じた。

 

■後語り

S11では結果を出せず非常に悔しかったために高レートではないですが最終3桁に乗れただけでもほっとしました。

結果が結果なのでかなり強いよ!と言い切ることはできませんが気合の襷がメジャーなパーモットにおいて新たな型が開拓される一つのきっかけになればいいなと思います。

 

簡潔にと思っていましたが思っているものを書き連ねるといつのまにか長文になってしまい、ここまで駄文に付き合って下さりありがとうございます。

気になる点、お声がけ等あればコメント頂ければ嬉しいです。

(本ブログに掲載しているイラストは個人作成のため無断流用はお断りします)


それでは、またランクマの海でお会いしましょう!ありがとうございました!

 

 

サブROM 710位

 

TNななみん(最終レート1933)※home連携していない